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段差のない浴室へ

段差があり、足を上げなければ入ることができない浴室は、小さなお子様やお年寄りの方がつまづき、思わぬ怪我に繋がる恐れがあります。 かつて浴室のお湯が外に出ないようにするためこの段差は必要なものでしたが、今のユニットバス・システムバスルームのほとんどは段差のない構造となっています。

急を要するがすぐにバスルームを交換できないといった場合は、上のTOTOの写真のような段差解消用のすのこを浴室に敷き詰める方法がある他、上右のような幅の広い排水ユニットを導入するといった方法でバリアフリー対策を行うとよいでしょう。

浴槽を楽にまたげるようにしましょう

浴槽が高いと大きくまたぐ必要があり、足腰の痛み具合や障害の程度によってはとてもつらいものとなってしまいます。 クリナップのアクリアバスは、この高さがわずか365mm。さらに、角には一度座って向きを変えてから入浴できる幅が設けてあります。 浴槽の形状は各メーカーがさまざまなバリアフリーの工夫をしていますのでどうぞ弊社へご相談ください。

簡単で使いやすい水洗カランへ

ひと昔前は、温度を調整してお湯を出してくれる水栓に感動したものですが、今はさらに進化を遂げ、よりわかりやすく出しやすく、扱いやすい水栓が登場しています。

【LIXILプッシュ水栓】
LIXIL製のプッシュ水洗は、大きいボタンを押せば吐水、もう一度押せば止水と簡単な操作です。 またジョグをまわすだけで水量を調整できますのでどなたでも使いやすく便利です。湯の熱さもジョグをまわすだけです。

【Panasonic電工ライトタッチ水栓】
Panasonic電工のライトタッチ水洗はダイヤル回しが不要です。 レバーを上下するだけで吐水、止水、水量調整までできます。 水量はレバー角度できまります。

温熱バリアフリー

急激に変わる体温の変化は危険の元。特にバスルームでは衣類をまとわない上に室温や床の温度差が大きく、思わぬ事故に繋がることがあります。このような温度差を少なくしようとする考えを『温熱バリアフリー』といいます。 これまでは、まず床にお湯をかけていた方が多いと思いますが、最近ではこれらの危険を未然に防ごうと温熱バリアフリーのさまざまな方法が考えられています。この、温熱バリアフリーには具体的にどんな方法があるのでしょうか。

【断熱性能】

最近のシステムバスを見てみると、そのものの断熱性能が向上していることがわかります。写真はTOTOのソフトカラリ床。断熱クッション材の働きにより外気の伝わりが防がれ、滑りにくく弾力があり、水はけも良い為冷たくなった水に触れなくても済むといったさまざまな効果があります。

【浴室暖房】

浴槽を保温仕様にすると温度が6時間で2〜4度（各メーカー平均）程度の温度の下がりに抑えられ、また床も断熱が施されているので、昔のようにヒヤッとすることが少なくなりましたものの、より一層の安心を求めるなら暖房を取り入れてはいかがでしょうか。 Panasonic電工の『ココチーノ』は、まるごと断熱仕様。入浴前に床暖房と暖房換気乾燥機で浴室をあたためてくれます。 もちろん浴槽も熱を逃しにくい保温・断熱仕様。時間がたっても温かさを保ちます。

【小物の一工夫】

排水栓をゴム排水ではなく「プッシュアップ排水栓」にすれば、ボタンを押すだけで浴槽の水の排水ができます。

【簡単にお手入れできる浴室へ】

Panasonic電工のユニットバス“ココチーノ”は立ったままお掃除できるマイクロバブル浴室洗浄機能を搭載しています。かがんでこすらなくてもシャワーから勢いよく噴射するマイクロバブルを使えばお手入れがとても簡単。身体への負担も少なく、筋力が弱くてもしっかり洗浄できます。天井や排水溝、スポンジが届きにくい隅の部分のお手入れも毎日簡単にできるので大掃除の負担も減ります。